GLENROYAL of Scotland

       

No.014

マネージングディレクターを虜にした
ジャバラ式財布とストラップ。

「Passage UK」代表今枝 紀子さん

気に入って何色も買い足しました。
ストラップを付けるとさらに実用的になります。

今枝紀子さんは、デザイナー、バイヤー経験を経て、現在は英国ブランドのディレクターを務めるという異色の経歴の持ち主。自身の活動の場をロンドンに移しながらも、年に数回日本へ帰国するという慌ただしい日々を送られています。そんな彼女が一目惚れして何色も買い足したというのが、グレンロイヤルのジャバラ式財布。今回は英国のお話を交えながら、その魅力について伺いました。

デザイナーからバイヤー、そして英国ブランドのディレクター に。

━どのような経緯で現在のお仕事に就かれましたか?

私のキャリアのスタートはデザイナーから始まっています。あるブランドの全アイテムを手がけていました。ところが、世界観を表現する上でデニムやレザー、Tシャツなどに関しては、オリジナルを真似て作るのではなくオーセンティックなブランドの本物を合わせたいと思うようになってきたんです。デザインよりも、好きなプロダクトを集めてきて表現する方が自分に合っているということに気がついたんですね。

それから、縁があってバイヤーに転職しました。日本のあるセレクトショップの立ち上げから買い付けの仕事をしていたんですが、2010年に個人的な理由で英国へ移住しました。


ですが、バイイングの仕事はヨーロッパが中心なので運良く契約を続けることができたんです。5年後、帰国しないなら契約は継続できないと言われたのですが、全く戻る気がなかったのでお断りしました。そして運良く縁のあった英国ブランドから仕事のオファーを頂き、現在はクリエイティブディレクターと一緒に商品構成を考えたり、デザインチームの統括をしています。


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豊かな自然と、休日を大切にする価値観。

━オフの時には何をされていますか?

レディースのファッションで言えば、ニューヨーク、パリ、ミラノが花形。私も英国の製品は好きなのですが、ロンドン自体はそこまで好きではなかったんです。ところが、過度な期待をしていなかったおかげで、移住してからはどんどん好きになりました。

たとえば、ロンドンのような都会に住んでいても少し歩くだけでキツネやリスがいるような自然の公園があります。日本に住んでいた時は、休日になると買い物へ出かけたり、新しいお店や温泉に行くようなことが多かったんですが、今は公園の芝生で1日中ゴロンとしているだけでも無駄な1日を過ごした気持ちにならないんです。


春になると申し合わせたかのように綺麗な花が咲いたり、本当に自然が豊かなんですよね。あと、英国人にとって、仕事よりも私生活の方が大切なので、そういう部分も自分には合っていましたね。みなさん、休日のために生きているので、だらだら仕事をしないで期日をしっかり守るんです。残業も会社が強いるということはありえなくて、自分が納得いく時にしかしません。日本人の社員が遅くまで仕事をしていると、「家庭は大丈夫なのかな?」ってみんなが心配するんですよ。私の場合は、勤勉な日本人であることを期待されてちょっと迷惑ということもありますけどね(笑)。


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同じモノが欲しくても買えない。

━移住してから、英国製品への見方も変わりましたか?

レディースに関して言えば、日本やパリ、ニューヨークだと、移り変わりが激しいので同じモノが欲しくても買えないことが多いんです。たとえば、レザーアイテムにしても機能的に気に入ったら、色違いで欲しいという欲望が湧いてくるじゃないですか? でも、同じ製品を買おうと思ってもなかなか売っていなかったりします。それに比べて、英国の製品は気に入ればずっと買い続けられるのが良いですね。老舗百貨店の「フォートナム&メイソン」へ行っても、100年くらい同じモノを置いているんじゃないかと思うような文房具売り場があったりします。仕事でパリへ行った時にカフェへ入ると、オシャレな人たちがアートの話をしていますが、ロンドンだと住宅ローンや階層、家への投資に関しての話をしていることの方が多いですね。面白いのは、日本人が英国製品を好んでいることは有名でみんな知っているんですよ。その理由として、お互いの国に王室があるので「王室御用達」みたいなプロダクトが好きだと認識しているみたいですけどね。


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継続して買い続けられるブランド。

━グレンロイヤルの魅力を教えてください。

たとえば、日本では食べ物にも期間限定品が多いですし、自動販売機の飲み物もいつ見ても違う製品が売っていますよね。一方、英国だとコーラとファンタ、アイアン・ブルー、スプライトというラインナップがずっと変わらないんです。

そういう移り気な製品が多い日本だからこそ、継続性があり、欲しくなったら同じモノや色違いのモノを買えるプロダクトがあるというのは素敵なことだと思います。私は端が織り込んでいるような薄い皮ではなく、1枚革のような厚いレザーが好きなので、しっかりとしたブライドルレザーの質感も気に入っています。傷がついても、長く使い込んでもボロボロではなく味になるというのは、長く愛用する上で欠かせないポイントですよね。


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「Passage UK」代表 今枝 紀子さん

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「Passage UK」代表
今枝 紀子さん

「Passage UK」代表 今枝 紀子さん

1963年生まれ。ブランドのデザイナー、セレクトショップのバイヤーを経て、英国でデザインコンサルタント会社を起業、某英国ブランドのディレクターに就任。商品構成やデザインなどをの統括を手がける。2010年より英国へ移住し、現在は年に4~5回ほど仕事で日本に帰国している。

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