No.002

バイヤーの審美眼にかなった、
旅の伴侶にふさわしい逸品

フリーランスバイヤー浅沼 智香子 さん

国内・国外を問わず、
さまざまな旅に
出かけてきた浅沼さん。
バイヤー歴20年以上の
ベテランだけに、
モノ選びには並々ならぬ
想いがあります。

そんな彼女が、探し求めて出会ったという理想の形。それが、グレンロイヤルの「トラベルウォレット」。今回、モノ選びのこだわりと合わせて、魅力を語っていただきました。

先見の明があった、
「liflattie ships」

━浅沼さんと言えば、立ち上げから参画されている「liflattie ships」のイメージが強い方も多いと思います。

ブランドの立ち上げは今から約10年前なので、私が30代後半の時でした。当時、洋服は好きだけど、頑張るのはちょっと違う。だからと言って、ラフだったり、何でもいいというわけでもない。友人たちの話を聞いても、気負わずに着られて、イージーケア、自分が着た時に気持ち良くて、自然でいられるのがいいなという感じでした。今でこそ、普通なのかもしれませんが、当時はそういう服があんまりなかったんです。

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自分でも探していたということもあって、一つのお店で見られる場所があったらいいなと思っていました。そういうアイディアをみんなで話していた時に、「フラットシューズで過ごす生活を」というブランドコンセプトが生まれました。スニーカーとか、ビルケンシュトックみたいなサンダルとか、コンフォータブルな靴に合わせるスタイルです。トレンドを考えつつも、ここだけはずっと変わらず色褪せないところですね。

想いの込もったモノづくりが、心を動かす

━バイイングのポリシーはありますか?

モノづくりの背景があるブランドが好きです。そこは自分の中で、今も昔もブレていないですね。バイイングを通して英国・ノーザンプトンでトリッカーズやアルフレッド・サージェント、またマッキントッシュの工場へ行く機会がありました。バイイングは展示会で出来上がったものを選ぶという仕事ですが、モノづくりの現場を体感できたのはとても良い経験でした。そういう部分が根底にあるので、デザイナーさんの想いが一番詰まった洋服を選ぶことが多いです。

お店では、絶対に自分がやりたいと思ったモノは、少しは入れるようにしていますが、そこばっかりが中心になってお客様に響かなかったら本末転倒。逆に、すごく流行っているモノで絶対売れると確信があっても、ブランドと合わないから辞めようと留まることもあります。そういう風に、少し引いていろいろな角度から見るようにしています。自分が好きなモノって、売れなかったりもするので(笑)。

ファッションは、生活の中の一部

━普段はどんなライフスタイルを送っていらっしゃいますか?

今は、週の三日だけ働いています。残りの四日は、友達と会ったり、美術館や映画館へ行ったりしています。とくに平日の二日は自分の時間を大切にしていますね。30代半ばまでは、自分の生活がないくらい働き詰めだったので、その反動もあるかもしれません。一日中、何にもしない時もあるんですよ。雨の日なんかは、家でぼーっとしていたり。でも、それが気分転換になり、良いバランスで仕事と向き合うことにつながっています。

シンプルな洋服が好きな分、美しく着られるように体型には気をつけています。普通のクルーネックのニットだけど、首が綺麗に見えた方がいいなとか。なので、週に2〜3回はヨガをしています。食べることも大好きですが、外食はあまりせず、ほとんど自炊で過ごしています。読む本も、ファッション関係ではなくて、料理本なんかが多いかもしれません。昔から洋服は好きですが、ファッションは生活の一部という想いが強いですね。

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理想の形との、運命的な出会い

━グレンロイヤルとの出会いは?

グレンロイヤルの代理店である渡辺産業さんのショールームで見させていただいたのが出会いのきっかけです。最初は主人のために財布を購入したんですが、自分でも使ってみたいなという想いがありました。初めて購入したのは、7~8年前。当時は、出張が多かったので、パスポートやチケットが入るちょうどいい形を探していたんです。

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作りのよさ、モノとしての使いやすさ

━女性の視点から見たグレンロイヤルの魅力とは?

例えばこの商品は、容量やサイズは十分にありますが、厚すぎず女性にも持ちやすくなっています。チケットやパスポートはもちろん、小さめの手帳だったり、ペンやカードもたっぷり収納できるのがうれしいです。コインも探しやすくて、使いやすさは抜群です。革に傷がついても、あまり目立たないですし、たまに栄養クリームを塗るくらいでもエイジングを楽しめます。モノづくりの背景にももちろん魅力を感じますが、日常の使い勝手の良さをしっかり考えられている所が愛用し続けている理由だと思います。

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手に取った時にわかる、本物の質感

━モノへのこだわりについて教えて下さい。

メンズらしい感覚かもしれませんが、「触った時の感触」を大事にしています。しっかりとモノづくりにこだわっている製品は、手に取った時の質感が全然違う。最近は、「それっぽいモノ」がたくさん売っていますよね。たしかに上手だとは思いますし、いろいろなモノを試した上で、これはこのくらいでいいよねと言うなら良いと思うのですが、手作りだったり、時間をかけて作られた「本物」の良さを知らないのはもったいない。ECサイトも否定はしませんが、PCの画面上だと、合皮と本革の違いもわからないので、実際にお店に足を運んで触れることで、より良いモノに出会える機会が広がります。女性は、いわゆるブランドモノに走りがちですが、肌で感じる良さや、育てることで自分のモノになる感覚を大切にしたいですね。

フリーランスバイヤー 浅沼 智香子さん

フリーランスバイヤー浅沼 智香子 さん

フリーランスバイヤー 浅沼 智香子

1967年生まれ。「SHIPS神戸店」の販売員を経て、同社のウィメンズバイヤーに就任。その後、「マッキントッシュ」にてレディースブランドのサンプリングなどに携わる。現在は、フリーランスとして、ブランド立ち上げより参画する「liflattie ships」のバイイングを担当。バイヤー歴は20年以上におよぶ。

photo TRYOUTtext K-suke Matsuda