ITEM 004

Satchel Bag

サッチェルバッグ

サッチェルバッグの原点はローマ時代にあると言われており、イギリスでは古くから学生鞄として親しまれています。シンプルなポーチにフラップが付いたものが伝統的なデザインとされ、オックスフォード大学やケンブリッジ大学などの学校でも愛用されていました。
また、肩掛け用のストラップが付いているモノもあり、多くの荷物を入れることを考慮し、タフな牛革で作られているのが一般的です。元来、学生カバンとして使われてきたサッチェルバッグですが、近年ではファッションアイテムとしての地位を獲得。ブライドルレザーで作られたモノなども登場しています。

イメージ

ずっと自分には似合わないと
思っていました。
ところが、意外にもスタイル
を選ばないんです。

エディトリアルデザイナーから、
インテリアスタイリストに転身し、
さまざまな雑誌や広告などで
活躍している大谷優依さん。
グレンロイヤルと出会ってから気づいたという
サッチェルバッグの魅力について、
存分に語っていただきました。

インテリアスタイリスト
大谷 優依さん

大谷 優依さん

コーディネートを格上げしてくれる。

━サッチェルバッグの魅力を教えてください。

初めて出会った時はサッチェルバッグという名前も知らず、なんとなくイギリスの学生が背負っているカバンという認識でした。ファッションとしては、オーバーサイズのTシャツにスキニージーンズを履いて、サッチェルバッグを背負っているようなイメージが強かったので、自分のスタイルの中に取り入れるのをどうしても想像できなかったんです。ところが、人に勧められたのを機に改めて見てみると、意外にどんなファッションにも合うということがわかりました。私はゆるいファッションが好きなのですが、カバンがカッチリしていることで上品に見られますし、自分自身も背筋が伸びるような気分になります。

イメージ

イメージ

例えるなら、ロンドンを舞台にしたミュージカルの主人公、メリー・ポピンズ のように姿勢が良くなるイメージです(笑)。私が使っているグレンロイヤルのサッチェルバッグは、容量もありますし、革が硬くてしっかりしているので、私のようにあまり小分けのポーチを使わない人にとっては非常に便利。ペンや携帯、手帳、名刺などをそのまま入れても、中でごちゃごちゃにならないというのも魅力です。

イメージ

上品で質の良いレザープロダクト。

━グレンロイヤルというブランドの印象を教えてください。

英国のプロダクトは、誠実できっちりしているイメージがあるので昔からとても好きです。幼い頃から、ミュージカル映画の『メリー・ポピンズ』や、イギリス童話の『マザー・グース』などに触れてきたので、特別憧れがあるというのも理由かもしれません。デザインも、デコラティブやガーリッシュというよりも、どちらかと言えばスマートな印象です。グレンロイヤルの製品もまさにそうで、シンプルなデザインながら、レザーの色に品があって、なにより一目で革質が良いのがわかりました。さすがに、初めて製品を見た時はブライドルレザーのブルームに驚きましたが(笑)。でも、ブラシで磨き、使い込んでいくうちにどんどん艶が出て、美しい表情に変化していくのを目の当たりにして「これが本物か」と実感しました。強くたくましい質感のレザーはとても信頼ができるので、今では英国製のプロダクトであればクオリティは間違いないと思うようになりました。

大人が愛用できるサッチェルバッグ。

━グレンロイヤルのサッチェルバッグの魅力を教えてください。

イメージ

色々な種類のサッチェルバッグを見たのですが、デザインが子どもっぽいモノも多くてなかなか取り入れにくいと思ったんです。ところが、グレンロイヤルのサッチェルバッグは、大人でも積極的に使いたくなるような洗練されたデザイン。「学生カバンのデザインでも、こんなに高級に見えるのか!」と、驚かされたのが印象に残っています。レザーと真鍮の金具という組み合わせもすごくかっこいいですし、カラーによってまったく違う印象になりそうだなと思いました。初めはブラックも良いなぁと思ったのですが、カッチリし過ぎてしまうのでネイビーを選びました。私は、よく白いAラインのワンピースに合わせていますが、ストレートジーンズにシャツをインした格好に合わせたり、ボーダーシャツとの相性も良いと思いました。基本的に白い服が好きなので、コーディネートのアクセントとしても活躍しています。

イメージ

人の暮らしを考える職業。

━現在のお仕事のやりがいを教えてください。

父が設計の仕事をしていた影響で、幼い頃から空間デザインに興味があり、インテリアと建築を学ぶために美大へ入りました。学生時代に出版社でアルバイトをしていたこともあり、卒業後にはエディトリアルデザインの会社に就職したのですが、「もっと人の暮らしについて考える仕事に携わりたい」と思い、現在の職業にたどり着きました。ですが、師匠から卒業したわけでもなく、またこの仕事に資格があるわけでもないので、今でもインテリアスタイリストという職業が、自分の肩書きとしてふさわしいかどうか分からないと思うこともあります。でも、ずっと「自分は何がしたいのか」を言葉にできなかったのですが、今はそれができていることを実感しています。インテリアは、人の文化や趣味や行動から作られるものというのが、なによりのおもしろさだと思っています。ですので、プロダクトとしてかっこいいインテリアを集めるのではなく、人の気配がしてどこか安心できる、少し気の抜けるような自由な暮らしを提案していきたいと思っています。

イメージ

イメージ

でも、ずっと「自分は何がしたいのか」を言葉にできなかったのですが、今はそれができていることを実感しています。インテリアは、人の文化や趣味や行動から作られるものというのが、なによりのおもしろさだと思っています。ですので、プロダクトとしてかっこいいインテリアを集めるのではなく、人の気配がしてどこか安心できる、少し気の抜けるような自由な暮らしを提案していきたいと思っています。

イメージ

暮らしに溶け込み、
経年変化をしていく
ものが好き。

━モノを選ぶ際に大切にしている基準はありますか?

プロダクトとして単体で素敵だとしても、それが自分の生活に寄り添ってくれるかというのは別の話だと思っています。ですので、用途のないアート寄りのプロダクトだとしても、ちゃんと暮らしや周りに置くモノと馴染むようなモノを選ぶことが多いかもしれません。あとは、ハンドメイドのように作り手の想いが込もっているモノはずっと愛用していたくなります。職業柄、みなさんにより良いモノを紹介したいという気持ちはありますが、安価なモノの方が読者にとって響きやすいというジレンマもあります。インテリアにしても、安く購入して数年で買い換えるというのも一つの楽しみ方ですが、ちょっと奮発して本当に丁寧に作られたモノを買うということを提案したいと思っています。やはり、暮らしとともに経年変化をしていくモノというのは使っていて楽しいですからね。

イメージ

インテリアスタイリスト 大谷優依さん

インテリアスタイリスト
大谷優依さん

インテリアスタイリスト 大谷優依さん

多摩美術大学環境デザイン学科卒業。
雑誌などのエディトリアルデザイナーを経て、インテリアスタイリストとして独立。現在は、ライフスタイル雑誌をはじめとした女性誌などで、雑貨やインテリアの紹介、空間イメージのスタイリングを手がけている。
その他、企業カタログ、広告、CMのインテリア装飾など、さまざまな空間演出で活動中。
http://otaniyui.com

photo TRYOUT 
text K-suke Matsuda