GLENROYAL of Scotland

LEATHER

BRIDLE LEATHER

BRIDLE LEATHER ブライドルレザー

ブライドルレザーは今なお英国貴族のたしなみとして根付く、乗馬文化に端を発する天然 皮革です。手綱やくつわなど馬具用のレザーとしてつくられた歴史を持ち、落馬することがないよう磨き抜かれた強靭さが持ち味。その一方、しなやかさと美しい佇まい併せ持ち、それがこのレザーの魅力を高めています。
完成までは数か月を要し、高い技術力が必要です。そのため英国本国においても手掛けられるタンナーは数社のみ。グレンロイヤルではその希少なブライドルレザーを厳選し、高品質なレザーのみを扱っています。そのうえ、製品に合わせた5種類の厚みを用意するなど、あえて手間のかかるやり方を採用。それが実用性に富んだグレンロイヤルのプロダクトを生み出しているのです。

― LAKELAND BRIDLE

LAKELAND BRIDLE レイクランドブライドル

ブライドルレザーにエンボス加工を施した「レイクランドブライドル」。湖面にさざ波が立つ様子をイメージし、細かな格子状のエンボスで表現しています。重厚なブライドルレザーに繊細な表情を加えることで、より上品な印象に。ビジネスシーンだけでなく、カジュアルなスタイルにも合わせやすいルックスを実現しました。また、華やかな女性の装いにもマッチ。型押し加工による独自の経年変化も魅力です。

LAKELAND BRIDLE レイクランドブライドル

PROCESS

馬具を発祥とし1000年以上の歴史を持つブライドルレザー。牛皮を原皮とし、様々な工程を経てレザーへと生まれ変わります。本来レザーは腐敗しやすく、柔軟性に乏しい素材です。その課題を解決するため、グレンロイヤルではレザーをタンニンの溶液に数か月間漬け込む「ベジタブルタンニンなめし」を採用。19世紀に英国人が発見した伝統的なこの製法により、 しなやかで経年変化を楽しめる革に変貌するのです。

What is Leather?

FINISHING

FINISHING フィニッシング 1 FINISHING フィニッシング 2

グレンロイヤルのブライドルレザーは、使い込むほどに美しい光沢を纏うのが魅力です。それを支えるのが仕上げの工程。ベジタブルタンニンで鞣されたレザーに、職人が手作業で牛脂や蜜蝋を擦り込みます。油分をしっかり蓄えたレザーは堅牢で水に強く、経年変化とともに光沢感が増していきます。

FINISHING フィニッシング 3

BLOOM

BLOOM ブルーム

手仕事によって牛脂や蜜蝋(ワックス)が擦り込まれるグレンロイヤルのブライドルレザー。染み込んだロウは繊維を引き締め、耐久性を高めます。防水性はもちろん、使い込むほどに光沢が現れ、美しさとしなやかさをもたらします。革の表面にはブルームと呼ばれる白い粉が吹いたようなものが見え、これはブライドルレザー特有の現象です。その正体は、革に擦り込まれた蜜蝋(ワックス)が浮き上がったもの。(個体差などにより、ブルームが浮き出ていない製品も存在します)。このブルームを乾いた布で拭く、あるいはブラッシングすることで深みのある輝きが生まれます。

AGING

AGING エイジング

上品な質感を実現するブライドルレザー。その大きな魅力のひとつは経年変化です。使うほどに美しい光沢と色の深みが増し、使い初めとは全く異なる表情に変化します。普段どんなところで保管しているのか、どのように鞄やポケットに入れているのか。そういった様々な条件がエイジングに現れるため、各々のライフスタイルに応じて表情が変わっていくのです。

CARE

グレンロイヤルの製品を永くお使いいただくため、また上品な風合いや質感を保つためにも定期的なお手入れをおすすめしています。また、グレンロイヤルのブライドルレザーは経年変化が魅力のひとつ。細やかなお手入れをすることで、より魅力的な表情に変わります。時間とともに美しさが増す、かえがたい愛用となる秘訣がお手入れなのです。

CARE ケア

REPAIR

長くお気に入りのアイテムを使っていただくために、グレンロイヤルでは製品の修理に対応しています。ご覧のムービーのように、ステッチのほつれやファスナー交換など、リペアも手作業で行うことで、改めて端正な面持ちに生まれ変わります。ご愛用いただく方へ、より一層の愛着が湧くよう想いをこめて。

Column of Bridle

多くのブライドルレザー製品が存在する現代では、それが本物なのか。また質の高いブライドルレザーとは何なのかを気にされる方が多いのではないでしょうか。

Column of Bridle コラムオブブライドル

良質なブライドルレザーを考える

牛皮を加工することで得られるブライドルレザーは、馬革のコードバンやヌメ革のイタリアンレザーと並び「世界三大レザー」と称されています。またかつては馬具に使われてきた歴史を持ち、紳士の道具として愛用されてきた英国らしいプロダクトです。堅牢でいてエレガント、それゆえ現在では老若男女問わず愛用されるようになったのです。

ブライドルレザーは革の中でも高い強度を持つ革でなくてはなりません。それは元来、馬具として乗る人の命を預かる役割を果たすためのレザーだからです。つまり、良質なブライドルレザーは壊れにくく丈夫で、いつまでもその機能を果たしてくれる。言い換えれば長く使える耐久性と、経年変化という使う楽しみを備えている。そうした魅力が詰まったものが「本物のブライドルレザー」といえるのではないでしょうか。グレンロイヤルのブライドルレザーは強度と美しさを常に追求しています。大量生産が叶わない、多くの工程と長い時間を必要とするベジタブルタンニンなめしや蜜蝋ワックス・牛脂をじっくり染み込ませることで、美しい艶と経年変化も楽しめる風合いを実現。長くご愛用いただくことで、その真価に気づかされることでしょう。

CORDOVAN LEATHER

CORDOVAN LEATHER コードバンレザー

高品質なブライドルレザーコレクションで知られるグレンロイヤルが、2016年春より試みる新たなプレゼンテーション。それがブリティッシュコードバンコレクションです。そもそもコードバンとは、馬のお尻部にある厚さ1~2mm程度の繊維層。ヨーロッパなどで飼育される食用馬のほんの一部からしか原皮を採取することができない希少素材です。加えて、近年ますます枯渇が叫ばれるコードバンタンナーですが、そのなかでグレンロイヤルが白羽の矢を立てたのが、クレイトン社。英国にて175余年の歴史を重ねる名門です。ブライドルレザーで知られたタンナーですが、ヨーロッパで古くから培われるハンドメイドによるコードバン生産の伝統を継承。英国が誇る「ブリティッシュコードバン」の担い手として国内外から高い評価を集めています。

AGING エイジング

― AGING

AGING エイジング

磨くほどにツヤを増すことから、革のダイヤモンドと讃えられるコードバン。特にヨーロッパで幾世紀も昔から培われてきた伝統製法を、現代に継承しているグレンロイヤルのコードバンは、ほかと比べてほんのりとマットで独特な光沢感を持ち合わせている。丹念にお手入れを重ね、円熟を深めていくには、格好の仕上がりとなっています。

CARE ケア

― CARE

CARE ケア

コードバン製品のお手入れには、コードバンに適した革小物用クリームをご使用ください。ホコリ取り用のブラシで汚れを払い、クリームを塗布してから、仕上げ用のブラシでフィニッシュしてください。