No.009

3つのキャリアで時代を駆け抜ける、
弁護士のダレスバッグ。

参議院議員/法律事務所オーセンス 代表弁護士/
弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長
元榮 太一郎さん

肩書きと常識の垣根を飛び越え、
その先の景色を追い求める日々。

父親の海外赴任中にアメリカで生まれ、「日本の常識が世界の常識ではない」ことを感じた元榮さん。その言葉通り、自身の法律事務所を立ち上げるだけではなく、 日本最大級の法律相談ポータルサイトを運営する会社を起業し、弁護士として初めての東証マザーズ市場に上場。さらに2016年には参議院議員選挙で当選。 名実ともに、誰もが想像し得ない挑戦を続けている。キャリアのスタートが弁護士であった彼にとって、ダレスバッグは駆け出しの頃に憧れて購入したという特別なアイテム。 その歴史と思い出を語っていただきました。

裾野の広い山こそ、高くそびえる

━ただでさえ就くのが難しい職業を三つも兼任されていますが、どのような日々を過ごされているのでしょうか?

この日は国会、この時間は弁護士ドットコム、この時間は法律事務所という風に細かくスケジュール組みしています。一つの世界に縛られることなく、どんどん視野を広げていくために、限りある時間を有効に使いたいと思っていますね。


国会議員としては、国政という広い視野を持って国民からの付託という、皆様からの声や期待にひとつひとつ応えていく世界ですが、その一方で弁護士ドットコムは「専門家をもっと身近に」するために、新しい技術や取り組みにチャレンジしていく世界。それに、法律事務所では世の中の困り事を解決していく役割ですから、色々な人生を見ることができますよね。そういう風にさまざまな視点を持ち、それぞれの役割をやり抜くことで、自分自身の可能性を掛け算的に大きくしていきたいと思っています。


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「常識」の反対語は「正解」。

━新しいことに挑戦するのは、刺激的な反面とてもエネルギーを必要とすることだと思います。元榮さんにとって、一番の原動力は何でしょうか?

オンリーワンやナンバーワンを目指せば、自分にしかできない活躍ができるということですかね。最近は、「常識の反対側にいかないと物事は成し遂げられない」というのが、確信に変わりました。


たとえば、弁護士に無料相談ができるサイト「弁護士ドットコム」を立ち上げた時も、日本初ということでメディアにはたくさん取り上げて頂きました。当初は完全無料サイトでしたので、8年間は赤字続きで苦しかったですが、世の中を変えるサービスとしてメディアの皆様に共感いただけたおかげもあってユーザーがたくさん集まり、弁護士としては日本初の株式上場を成し遂げられました。いろいろな人に興味を持ってもらえると、お付き合いの幅も広がりますし、世界が広がっていく。そしてできることや可能性が広がっていくことを実感すると、どんどん新しいことに挑戦したくなりますね。


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国会議員を、ちびっ子が憧れる職業にしたい。

━人と違うことをしたい、新しいことに挑戦したいという気持ちは、ファッションにおいてもありましたか?

そうですね。まず、この日本においてファッションのことを好きでいるという事がマイノリティであるとも考えられますよね。昔よりは洋服に興味を持つ人は増えてきていると思いますが、まだまだ男性にとっての“お金の使い所”としての優先度は高くないという状況だと思います。

でも最近は「ZOZOTOWN」にあるような、デザイン性が高いのにリーズナブルな洋服もたくさんあるので、そういうアイテムを上手に取り入れてオシャレをするという文化が少しずつ広がってきているなぁと感じています。


私も地元を回る時や国会へ行く時、弁護士ドットコムや法律事務所オーセンスの会議などによってTPOを分けるように心がけているのですが、国会においては政治家としての品位の範囲内で、国会議員をちびっこがなりたいと思えるような夢のある職業に進化させたいと思っています。

そういった意味では、ある程度ファッションも大事な要素ですよね。


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ダレスバッグは、弁護士にとって憧れの品。

━グレンロイヤルとの出会いを教えてください。

10年くらい前に雑誌でダレスバッグを見て、ライトブラウンを買いました。トラディショナルな象徴でもあり、品があってスーツやジャケットスタイルにも合わせられるなと思いました。弁護士は資料や専門書などたくさんの荷物を持ち歩くことが多いので、大容量な所も機能的で重宝しています。それから気に入って2つめはブラウン、3つめはブラックと買い続けていますね。


初代のライトブラウンは、「弁護士ドットコム」のスタッフに譲りました。長年愛用して革が馴染み、形が自然と広がってきたら新しいのを買って、今まで使っていたものは譲って……その繰り返しですね。ブラウンの方は靴磨きをお願いしているお店でメンテナンスをしてもらったので、革に潤いがあります。最近はとくに愛用しているかもしれません。


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固定観念や先入観を、覆し続けたい。

━スーツやジャケットスタイルはとても奥深い世界だと思いますが、どのように勉強されましたか?

ショップの方がパーソナルスタイリスト的に相談に乗ってくれていて、今では13年以上のつき合いになります。わざわざ家に来てくれて私のワードローブを把握した上で、「じゃあ、今年の秋冬はこれをいきましょうか」という形で提案してくれるんです。スーツもその方とコミュニケーションをしながら生地を見て選んでいますね。


愛用しているジョンロブの靴も、「そろそろジョンロブですよ」と勧められたのがきっかけ。初めはこんなの似合うかなと思っても、合わせてみたらかっこいいことがありますよね。あとは雑誌を見て良いなと思ったものを買ってみたり、アマゾンで検索して買ったりという感じです。


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わかる人にはわかるモノが好き。

━モノを選ぶ時に欠かせない基準はありますか?

王道であったり、本質的なモノを選ぶようにしています。そういう意味では、今日持って来たグレンロイヤルやジョンロブはまさしくそれですね。決して派手ではないですが、わかる人にはわかる。見るからに高そうで華美なモノよりは、シンプルながら魅力が滲み出ているようなモノが好きです。30代になるまでは背伸びしたい気持ちから、派手な時計も買っていましたが(笑)、今はヴァシュロンやパテックフィリップの時計を愛用しています。シンプルなモノは極論自分にだけしかわからないかもしれないけど、本質的な魅力のあるモノを身につけたいと思いますね。


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参議院議員/法律事務所オーセンス 代表弁護士/<br>弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長 元榮 太一郎さん

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参議院議員/法律事務所オーセンス 代表弁護士/
弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長

元榮 太一郎さん

参議院議員/法律事務所オーセンス 代表弁護士/<br>弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長 元榮 太一郎さん

1975年、米国イリノイ州にて生まれる。慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、司法試験に合格。「アンダーソン・毛利法律事務所」に勤めた後、法律事務所オーセンスと弁護士ドットコム株式会社を創業。弁護士に無料で相談できるポータルサイト「弁護士ドットコム」を立ち上げ、 2014年に弁護士としては初となる東京証券取引所マザーズ市場に上場する。2016年には参議院議員選挙で当選。参議院議員として国政に携わりながら、法律事務所の代表と上場企業の代表取締役会長を務める。

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