01. INTRODUCTION
今回の紹介する「ハーネスブライドルベルト」はオン·オフ兼用できるオールマィテイな1本として、
その実用性の高さが広く支持を集めています。
利便性だけにとどまらない、名作の魅力に迫ります。
02. DETAIL
経年変化を感じながらも 品の良さが滲む秀逸なデザイン
メンズウェアの必需品でありながら、上品かつ、長く愛用できるベルトは決して多くありません。この「ハーネスブライドルベルト」はグレンロイヤルのなかでも、ドレススタイルに最適な1本です。その理由は、余計な装飾がないルックスに加え、29㎜という絶妙なベルト幅。さらにバックルはブラスやゴールドではなく、シルバーカラーを選ぶことで、ドレススタイルへの相性を高めました。その一方、ブライドルレザーならではの耐久性や経年変化を楽しめることはもちろん、さりげなくステッチもオン。目立たない程度にカジュアル要素も組み込むことでオフのシーンにもしっくりとフィットします。高い実用性と品格漂うルックスが服好きをはじめ、多くの人々の 琴線に響き、長く愛用していただける好バランスな1本なのです。
-
裏面にはナチュラルレザーを張り合わせることで上品な仕上がりに。強度を高めるだけでなく、ベルトループにスムーズに通せるように滑りを良くする役割も。グレンロイヤルの刻印も男心をくすぐります。
-
バックルは小振りかつ、少し丸みのあるスクエアタイプを採用。カラーは革の色に関わらず、すべて光沢感のあるシルバーに。スーツスタイルにも合わせられる上品な雰囲気です。
03. HISTORY
実用性だけでなく、ファッションとしての要素が強まっていった。
ベルトの起源はローマ時代の「バルテウス(balteus)」を語源とする説が有力です。もともとは「剣を吊る革具」であり、武具として発展していきました。「バルテウス」はラテン語ですが、やがて英語の「ベルト」に変化。「BIND(結ぶ)」も同様で、そこから「BAND(バンド)」という言葉が生まれました。武具としての性質だけでなく、中世以降、次第に装飾品としての性質が強くなっていきました。その後、より機能性を求められるようになりますが、実は紳士のトラウザーズを支える道具として使われるようになったのは最近のこと。それまではサスペンダーを使用していましたが、1950年代後半頃からサスペンダーからベルトへと移行していきます。スーツスタイルにおいては、シンプルなデザインが好まれるほか、ベルトの幅が3cm以下であることがひとつの基準とされています。また、ブライドルレザーはその名前が示すように、英国貴族が扱う馬具が由来。人と馬の命を預かるレザーゆえ、堅牢性と耐久性が求められました。毎日着用するベルトに用いる素材として最適なのです。
一方日本では、洋装の登場とともに徐々に普及。明治時代には上流階級が交流の場で身に付けていたようです。その後、大正時代にベルトの需要が拡大。戦後にはアメリカ式のライフスタイルが普及したこともあり、ベルトを身に付けることが一般的になりました。
監修:成羽 学さん
プロフィール
「装苑」「センイ・ジャーナル」などの編集者、記者を経て「流行通信」「WWD-JAPAN」を手掛けるINFASパブリケーションズの大阪支局長を歴任。現在では教育機関での講師などのほか海外展示会PR等の企画制作など幅広く活躍する。
04. USER RECOMMENDATION
「裏革があるので驚くほど付け心地がいい。一生モノのベルトに出合えたと思っています。」(30代男性)
「よくある革のカジュアルベルトと違い、このベルトは裏にも革が貼ってありますので、ループへの通しやすさが段違いに快適。上品な雰囲気のベルトなのでスラックスに合わせることも多いんですが、摩擦によるダメージが少ないことも嬉しいですね。もちろんカジュアルなスタイルにも違和感がありません。それと経年変化によって、より深みのある味わいが出てきました。持っているのはシガーカラーですが、ブラックはもっと艶感が出ると聞いています。ぜひ手に入れて確かめたいですね」
05. Q&A
- Q. バックルの素材は何ですか?
- A. ブラス(真鍮)にニッケルコーティングをしており、由緒ある英国メーカーのバックルを使用しています。
- Q. どのようなサイズ展開でしょうか?
- A. 28インチから2インチ刻みで36インチまであります。28インチの一番内側のホールで留める最小ウエストは66.0センチ。36インチの一番外側のホールで留める最大ウエストは約96.0センチになります。
- Q. どのような目的で購入される方が多いでしょうか?
- A. 男性へのギフトとして女性の方がよくご購入されます。また、男性ではビジネスマンの方がオン·オフ兼用でご購入されることが多いです。