about
テクノロジーの進化により、キャッシュレス決済が一般的になった現代。最近はお金やカードの数を最小限にし、
スマートに持ち歩けるマネークリップが人気を博しています。
約40年の歴史を持つグレンロイヤルでも、長年定番プロダクトとしてマネークリップを提案。
そのミニマルで機能的なデザインから多くのお客様に愛され続けています。
そんなマネークリップ自体の魅力や歴史を紐解きながら、グレンロイヤルのコレクションにある3種のモデルについてご紹介していきます。
ITEM
グレンロイヤルのコレクションの中で、マネークリップは不動の定番アイテムの一つとして君臨し続けています。
コンパクトな財布が人気を博している昨今ですが、小銭入れ付きのマネークリップや、トラディショナルなマネークリップは、流行の有無にかかわらず長年愛用されているプロダクトです。特に一番人気の高い小銭入れ付きのマネークリップは時代に沿ってアップデートが行われています。見た目はミニマルなデザインながら、徹底的に使い勝手の良さにこだわり抜いたマネークリップコレクション。一度使っていただければ、ブランドのアイディンティティーでもある上質なブライドルレザーの質感と、試行錯誤を積み重ねてきた機能的なデザインを味わっていただけるはずです。
海外では既にキャッシュレス決済はスタンダードな支払い方法。中国、韓国、カナダやイギリスでは5年以上前から普及率は過半数を越えており、経済を動かすために不可欠なツールとなっております。
一方、日本では近年QRコードなどを利用したスマートフォン決済が市民権を得てくるにつれ、同時に銀行口座と連携させることで飲食店や洋服店、病院や駅など様々な場所でキャッシュレスに決済できるようになりました。また、これまで沢山持ち歩かなければいけなかったポイントカードなどは、アプリへの移行が汎用。財布に入れて持ち歩く必要がなくなりました。
時代の流れにより、コンパクトかつスマートな使い勝手の財布に需要と注目が集まっているのです。現代ではミニマルかつ機能的なマネークリップが、現代においてベストな選択なのではないでしょうか。
マネークリップの出自には諸説がありますが、お金の歴史の中で硬貨から紙幣へと変わったタイミングで需要が出てきたと言われています。欧米諸国では現在でもサービスへの感謝としてチップを渡す文化があります。そのために紙幣を何枚も持ち歩く必要性があり、マネークリップはそのために作られたという説もあります。
チップを払う側の多くは富裕層であるため、クリップ部分には金や銀を使用し、革で覆うなど、高級な素材で作られていたことが多かったそうです。また、一般的な財布よりも薄くて軽いマネークリップはジャケットの胸ポケットに収納することができるので、パンツのヒップポケットに入れて、スリに財布を盗まれてしますのを防ぐ役割もあったと言われています。
PRODUCT
グレンロイヤルには3種類のマネークリップがあり、
それぞれ魅力的な特徴を持っています。
小銭を収納できるコインポケット付きマネークリップは、ブランドを代表するロングセラーモデルです。マネークリップ、コインポケット、7つのカードポケットが付いたオールインワンデザインながら、薄くて軽いのが特徴。一般的な財布に近いデザインで、マネークリップに抵抗がある方にとっても挑戦しやすいのも魅力です。
小銭入れ付きマネークリップと対をなして愛されている定番モデル。トラディショナルなデザインながら、内側には機能的な4つのカードポケットを備えています。約7mmという薄さで、ジャケットなどのポケットにもすっきり収納が可能。レザーの質感をダイレクトに感じやすく、面でエイジングを楽しむことができます。
2019年に誕生した機能的でミニマルなデザインコレクション「ユーティリティライン」のモデル。このコレクションの特徴である“実用的でありながら、佇まいがシンプルでコンパクト”を踏襲したようなデザインです。とくに薄さを追求し、ミニマルなフォルムでありながら一万円紙幣がぴったりと収まるサイズをキープ。カードポケットやペーパーホルダーを完備するなど使い勝手も魅力で、オン・オフ限らずあらゆるシーンで活躍しそうなポテンシャルに溢れています。
一般的な財布に比べて、薄くて軽いのが特徴のマネークリップ。最大の魅力は開いたときにいくらクリップしているのか、目当てのカードがどのスロットに入れているのか一目で分かる“視認性の高さ”です。会計時にもたつくことなく、ほとんどワンアクションで全てにアクセス/スマートに取り出すことができるのです。
グレンロイヤルのマネークリップは、一般的な二つ折り財布に近い形状により“紙幣をどのように挟むのか”が、一目瞭然。クリップのみのタイプと違い、挟み方や紙幣の折り方に悩むこともありません。さらに、寛容度や自分のライフスタイルに応じてふさわしいモデルを選ぶことができるのが特徴です。
photo Masahiro Sano text K-suke Matsuda(RECKLESS)