REPORT.34
ベルト |
馬具から着想を得た“あぶみ”デザイン
STIRRUP BELT
乗馬をする際の用具の一つに鐙(あぶみ)というものがあります。馬にまたがっているときに足を乗せておくもので、姿勢を保持するために使います。乗馬に不可欠なものであることは容易にわかりますが、意外にも鐙は鞍(くら)や轡(くつわ)よりもずっと後になって誕生しました。鐙が登場するまで、人間は太股で馬の胴体を絞めつけて乗馬していたのです。
鐙が誕生したのは古代中国で、5世紀には日本に、8世紀にはヨーロッパに普及しました。そのため、鐙が普及するまで戦争での馬の役割はもっぱら荷物を運ぶための動物でした。鐙が生まれたことで、馬上で踏ん張ることができるため、騎士は敵に向かって突撃をすることができるようになりました。鐙の誕生が馬の使われ方の転機になったといえるでしょう。
スティラップベルトは、鐙を鞍から吊り下げる際に使う鐙革をモデルにしたもの。鐙は乗馬のスタイルによって高さを変えるため、鐙革には複数の穴が空いていて数字が刻印されるわけですが、そのデザインをそのまま踏襲しています。バックルには馬具で使われるパーツを使用し、このバックルも使い込んでいくうちに重厚感が生まれます。ほどよい大きさなので、幅広い服装で活躍してくれます。
STIRRUP BELT
- Size:
- (全長) (幅) (ウエスト)
28inch/約86.0 約2.9 約66.0~76.0
30inch/約91.0 約2.9 約71.0~81.0
32inch/約96.0 約2.9 約76.0~86.0
34inch/約101.0 約2.9 約81.0~91.0
36inch/約106.0 約2.9 約86.0~96.0
- Color:
- Cigar, New Black, Oxford Tan, Dark Blue
- Price:
- ¥22,000