GLENROYAL of Scotland

グレンロイヤルが採用するブライドルレザーの特徴として挙げられることが多いのが、優れた耐久性ゆえ馬具にも使われているということ。日本では乗馬はポピュラーとは言い切れないので、馬具といってもピンときませんが、乗馬のスタイルにはいくつかの種類があるのを知っていますか？　そして、スタイルによって馬具のデザインも異なるなんて、乗馬体験者でない限り知らないのではないでしょうか。
その乗馬スタイルの代表格がイギリス式の「ブリティッシュ」とアメリカ式の「ウエスタン」。前者は軍の騎兵隊の馬術をベースに貴族の趣味として進化したもので、後者はアメリカの西部開拓時代に移動の手段として発展した、いわゆるカウボーイの乗馬スタイルです。ブリティッシュの馬具は、例えば鞍は比較的シンプルであるものの、品のよさや美しさが求められます。そのデザインに貢献しているのがブライドルレザーというわけ。レザーの内部にもしっかり擦り込まれたオイルやワックスが繊維組織の強度を補完し、いかにも丈夫そうな見た目は、古くから続く乗馬の歴史を感じさせます。

グレンロイヤルの中でも、2ハンドルトートバッグはブライドルレザーだけでなく、馬具にも使われているという真鍮（ブラス）のパーツを採用。そして、この真鍮という金属も使うほど表面が酸化してエイジングが楽しめます。また、自立するようしっかりとマチ寸もとられておりA4サイズの書類などが余裕をもって収納できます。無駄な装飾を省いたことでできる、自立させたときのこの凛とした表情を通して、英国の伝統的スポーツの魅力に想いを馳せてみるのも良いかもしれません。